前十字靭帯(ACL)損傷術後 患者様のMEDICAとの関り 前十字靭帯(ACL)損傷術後 患者様のMEDICAとの関り

玉井病院の整形外科部長であり、膝関節センター長でもある日本スポーツ協会公認スポーツドクター平松医師と、
元五輪代表チームでトレーナーとして活動していたMEDICA担当堀川トレーナーに、
前十字靭帯損傷後のスポーツへの競技復帰までのリハビリやトレーニングについて対談をしていただきました。

前十字靭帯損傷術後患者様に関して医師の視点からMEDICAに期待することは?

平松医師

平松医師

一番期待しているのはスポーツをしている方の競技復帰へのサポートです。前十字靭帯損傷術後は、1カ月ぐらいで松葉杖が取れ、3ヵ月ぐらいでジョギングができるようになり、5~6ヵ月で競技復帰にむけてジャンプをしたり方向転換などリハビリをおこなうという流れが一般的です。ただ、病院でのリハビリは150日という期限があります。競技復帰へのメインのリハビリが始まるタイミングで、病院のリハビリが終わってしまいますので、それ以降のサポートをMEDICAにお願いしたいと考えています。
また、150日経つまでの間に関しても、理学療法士が医療で行う範囲でできない高度なトレーニングを期待しています。

スポーツをしていて150日のリハビリで足りるかたはまぁいないですよね。医療のリハビリが終わり、練習ができるようになると、「治った」と考え、“ゴール”としている方が多いです。
ただ、それは私達トレーナーの中では“ゴール”とは言いません。ケガをしている間にもブランクやライバルとの練習の差がついています。ケガをする前よりも、より強く、より高くパフォーマンスを上げることがゴールだと思います。真のゴールに向けて150日を過ぎてからもしっかりとサポートをしていきたいです。

堀川トレーナー

堀川
トレーナー

トレーナーとして前十字靭帯損傷術後患者様にどのように関わっていきますか?

堀川トレーナー

堀川
トレーナー

理学療法士は、手術した患部から直接的にアプローチしてリハビリをおこないます。MEDICAでは身体の使い方や動きなど全体をみて、全体から、患部への負担をなくしていきます。例えば、足の手術をして、腕のトレーニングをおこなうこともあります。上半身を強化することにより、下半身の負荷を下げるということに繋がります。

他の手術と違って靭帯損傷は競技復帰に向けてのリハビリ期間が長いので全体をみてくれるのはMEDICAのいいところですね。

平松医師

平松医師

病院内にトレーニングルームがある強みを教えてください

堀川トレーナー

堀川
トレーナー

以前、術後半年で試合に復帰をしたいという希望で来られた高校球児の利用者様がいらっしゃいました。半年というのは通常の復帰プログラムから考えるとあまりにも短い期間だったので、ご家族様含め、リスクの面でもしっかりお話をした上で、復帰までのメニューを考えました。

早く復帰するのが良いわけでは決してないので、彼はかなり特殊な例だと思います。通常は許可しませんが、3年生最後の夏だったので、頑張ってみようということになりました。MEDICAでしっかりとトレーニングを行ったお陰で、無事に試合にも出場できて良かったです。

平松医師

平松医師

堀川トレーナー

堀川
トレーナー

何かあった際に、すぐに診察ができる、すぐに検査ができるというのは、患者様にとっても安心ですね。医師とトレーナーの連携がとりやすいのは、病院内にあるトレーニングルームの強みだと思います。

同じ施設内で診察・手術・リハビリ・トレーニングが全てできる施設というのは全国的にも少ないですね。連携もしやすいので、患者様にも安心してご利用いただけると思います。患者様が、より安心して、そしてより強くなって競技復帰していただけるようあらゆる面からサポートしていきたいと思います。

平松医師

平松医師

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